どうも、丸山です。まずはおめでとうございます。
ということで今日は話し上手は会話下手というテーマで話をしていきます。
どっちも同じだろうという声が聞こえてきそうですが、これは同じではないです。
ここで言う話しは1人で話すことです。相手がいない状態もしくは多数に向けて話す。スピーチなど返答返事を想定しないときですね。自分自身が話すのは得意。
例えば一つのことについてテーマから大きく外れず具体例も交えながら小一時間話すことができる、そんなようなイメージです。社長の話、校長の話、(奥さんの話)。
はい会話は相手がいる状況ですね。
話して質問して受け答えしてお互いに話し合うと。
そこで例えばあなたと会話をしている人が話しをするときのように理路整然と一方的に話をする人だとしたら、この人会話が上手だなって思いますか?
思わないですよね。すごい喋るなこの人、全然会話になってないよ、と感じますね。
それを話は上手でも会話は下手ですというように言います。
つまり会話が下手っていうのは自分だけ話し続ける、ラリーが続かない、一言話しをしてその後返事がない、というように次に繋がっていかないようなことです。
会話が上手な人はどんな人かというと上記の反対で、相手に話しを振れる、自然な返しができる、ということに加えて上手な質問ができる人です。
上手な質問とはなんでしょうか。
例えば、あなたの好きな食べ物は何ですか?と聞いたとしましょう。
そうすると選択肢たくさんありますよね。肉、魚、麺、米、パン。
それとも具体的にハンバーグ、マグロ、ラーメン、カレー、クロワッサンなのか。
質問の範囲が広いので相手がどれを答えようか迷って悩んでしまいます。
米も好きだけど肉も好きっちゃ好きだし魚も割と食べるしなというように。
ちなみに範囲を絞らない質問をオープンクエスチョンといいます。
であれば範囲を絞って答えやすい質問をすればいいですよね。
上のパターンだと肉と魚どっちが好きですか?ステーキとハンバーグどっちが好きですか?というように質問をする側が選択肢を選びやすいようにしてあげる。もしどれにも該当しなければ違うよこれだよと言いますよね。
松竹梅や上中下なんかも選択肢を絞って選んでもらうための技術を使ってます。
余談ですが人は3つ選択肢があると真ん中を選びやすい傾向にあります。2:6:2の法則なんていいますが、心当たりあるんじゃないでしょうか。セールスの世界では見積3つ高い普通安いと作っておいて一番売りたいものは普通に設定しておくなんて手法もあります。
はい、範囲を絞って相手が答えやすいような質問をしてあげる。これをクローズドクエスチョンといいます。これらを駆使して上手な質問をするわけですね。
もう一つ質問に関して。これは質問をする方が会話の主導権を握ります。
何かを聞かれたらその質問をされたことに関して答えますよね。
好きな食べ物は?と質問したとして今週末はハワイ行くよ。趣味は釣りだよ。みたいに全く違うことを答える人っていないじゃないですか。基本的には質問をするとそのことについて答えますよね。
会話が上手な人はその質問の精度が高いんですよ。相手にどういうことを話してほしいかということ、そのことについて質問をすることができる。
ということで話し上手は会話下手。というより会話上手の話になった気がしますが気のせいですよね。はい。
話が上手な人は、一方的に自分が話をする1人で話をする大勢に向けて話をする。
相手の受け答えがない状態でずっと喋れるような人はそれは確かに話が上手ですが、これが必ずしも会話が上手だとは限らない。
仮にコミュニケーション上手だと思ってるような人が周りにいるんだとするならば、こういったことを意識してみてみると、確かにあの人話が上手だけど会話は全然上手じゃないなと、そういうようなことに気付くことがあります。
それをあなた自身にも当てはめてみて、相手に質問をしてみたりその質問の精度を上げていくようなことをやってみるのもいいですよね。どっちも上手であるに越したことはないですから。
とうことで話し上手は会話下手。
以上となります。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
※音声配信したものを編集して文章にしてます。ご興味ある方はSpotifyで検索していただくか時折埋め込みしますのでよろしくお願いします。