演じるという誤解

どうも丸山です。まずはおめでとうございます。

ということで今日はですね、演じるという誤解というようなテーマで話をしていきます。演技ですね。演技してますか。セコムしてますか。まぁ誤解というテーマなんでそれ演技じゃないですよっていうような話なんですけど。

ポイントが二つありまして、一つがですね、「素の自分」というような表現についてです。よく言いますよね。素の自分はどうたらこうたらみたいな、本当はもっとこうだからみたいな。はい?って感じですよ。

 

その今目の前にいる人からしたら、今目の前に見えてるあなたが本物のあなたですよっていうようなことで、演技してるというように決めるのは誰ですか?

これはですね、あなたしかいません。相手には決められないことです。

例えばですけど、家族、会社、お店、エレベーターの中、それらの場所で常に同じ人っていないですよね。常に同じ服装、同じ声量、同じ姿勢の人っていないじゃないですか。勝手に変化してるんですよ。

それはわざと変えてる、演技をしているということではなくて、自然と変化してますよね。わかりやすいのは子供に絵本を読んであげてることを想像すると、大人と話をするときとは使う言葉も声のトーンも違うと。その瞬間って、演技してないですよね、感覚としては。つまり素の自分でいるという状況ですよ。

ということは、いついかなる場所でも素の自分なんですよね。なので自分が演技してるっていうふうに誤解してる人も結構いるんですけど、それは素のあなたですよという話です。

 

ポイントの二つ目なんですけど、これはレベルの高い人は低い人に会わせてあげることができるっていうようなことでそのコミュニケーションの技術っていう点において、レベルが高い低いっていうのは、あるんですよ。

わかる人はわかると思うんですけれども、どっちがいいとか、悪いとかそういうことじゃなくて、その状況によってコミュニケーションのレベルが高い方が良ければ低い方がいい場合もあるでしょうし、例えば足が速い人と足が遅い人がいて、どっちが偉いとか偉くないとか、どっちがすごいとかすごくないとか、そういうことじゃないですよっていう、それと同じような意味合いでコミュニケーションのレベルが高い人もいれば低い人もいて、ただその合わすっていう点においては、レベルの低い人が高い人に合わすっていうことはできないじゃないですか。

これはコミュニケーションに限らず何でもそうだと思うんですけれども、逆もしかりで、レベルの高い人は低い人に合わせてあげることができますよね。

 

それでですね、誤解しているということを誤解している内の一つに、とあるケースが多いんですけど、今いる状況がマイナスだと感じている人がいたとして、自己啓発セミナーとか、そういう本とか心理的なその催しというか、そういうものの中で、よく言うと、その相手の気持ちを軽くさせたいよっていうためだと思うんですけれども、今いる状況がどちらかと言えばマイナスの状況だったとして、相手に合わせなくていいんですよ、本当のあなたが苦しんでますので、今その場所から、出ていきましょう、飛び出しましょう、無理してそんなことしなくていいんですよ。

なんてそういうのがあるじゃないですか。すごい違和感があるというか、個人的にはですね、表現は正しくないんですけど、虫唾が走るんですよ。何を言ってるんだっていうように思うんですよ。

これって相手があっての自分がいるっていう、その受動的な取り方なんですよ。

人生ってのは私は私の、あなたはあなたの、自分自身の人生じゃないですか。

っていうことは、あなたがいて、相手がいるっていう、そういう捉え方をすればいいと思うんですよ。主体的に。

相手がいるから、相手のせいで自分が変わるって、何で?って思うんですよね。

何でそんなことしなきゃいけないの?って。そう思ってない人はぜひそう思っていただきたいんですよね。そういうふうに考えることで心が軽くなりますし、演技してるなっていう感覚なんかも当然なくなりますし、どこに行っても素の自分であって、こっちがあっちにあなたが相手に合わせてあげてるっていう、感覚になれるんですよ。

相手に合わせられてる、合わさざるをえない、のではなく、相手に合わせてあげてるっていう感覚を持ってほしいんです。こっちがあっちに合わせてあげてる。主体的に。

 

無理に演技してる自分がいるっていうことではなくて、いついかなる場所にいても、素の自分は、今ここにいると、そして相手に合わせることができるっていうのは、あなたの方が相手よりもレベルが高いんだから、仕方ないから合わせてあげるよみたいなね。

なにごとも自分主体あなた主体で。

 

演じるとか、ふりをするとかではなく、今その瞬間はそのものになるっていうことなんすよ。相手から見たら、もう今その瞬間のあなたが本物なんですから。今その瞬間そのものになると。そしてですね、俯瞰で見てるなんていう表現もありますけど、それはその前の段階ですから、今その瞬間になるっていうその前の段階でもう1人の自分が俯瞰で見てるっていう感覚があるって表現ありますけどそれはまた別の機会で。それも取っ掛かりの一つであるんですけど。ですのでその場を離れて振り返ってみて、さっきの自分は今その瞬間そのものになってたなって、そういうふうに思うことができるようになればですね、いついかなる自分も素の自分なんだというような認識を持てます。

 

はい。ということで演じるという誤解について、これはもう誤解なんですよ。

いついかなるあなたも素の自分なんです本当の自分なんです。

素の自分ではないと思う状況がもしあるんだとしたら、それは相手に合わせてあげてるとそういうように変換してくださいっていうその辺の考え方の部分です。

 

今日は以上になります。もう最後まで読んでいただいてありがとうございました。

 

※音声配信したものを編集して文章にしてます。

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